睡眠には1時間30分の周期を持つ、レム睡眠とノンレム睡眠があります。浅い眠りのレム睡眠は夢をよく見ることができ、まどろみの状態なので、このときに目覚ましが作動すれば、人はスッキリと起きることができます。
人は眠りに落ちると、レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返すといわれています。
レム睡眠は脳が起きているのと同じ状態で、血圧や脈拍は増加し、肉体は休息しているけれど眼球運動が見られる浅い眠りのことです。
ノンレム睡眠は大脳に休息を与える眠りで、眼球運動が見られない深い眠りのことです。
夢を見たり金縛りにあうのは、脳の意識はあるけれど体が休息状態にあるレム睡眠のときです。
一般的に人が眠りにつくと、まずノンレム睡眠がありその後にレム睡眠に移行します。
ノンレム睡眠は60分から70分、レム睡眠は10分から30分という約1時間30分の周期を繰り返します。
1、2周期でノンレム睡眠のときにしっかり休むことができれば、体や脳の疲労はほぼ回復できています。
またノンレム睡眠のときに起きてしまうと、不快感があり目覚めが悪いようです。
一方レム睡眠の周期の途中で起きると、爽快感を得ることができます。
レム睡眠は体の緊張はほぐれていますが、脳は起きているときと同じ状態です。
この状態のときに目覚めると、人の意識が覚醒状態にあるので、一番すっきりと目覚めることができるのです。
最近ではこのレム睡眠時に起こしてくれる目覚まし時計があるようです。
腕につけて眠るだけで、レム睡眠の状態を察知しアラームが鳴るというものです。
この目覚ましがあれば、毎朝快適に起きることができるかもしれませんよ。
多くの人は睡眠のときに夢を何本か見ているようです。
しかし、夢を覚えていない、見ていないという人も大勢います。
夢は現実に体験していないので、記憶しにくいもので、忘れがちです。
また、ノンレム睡眠のときに見た夢は深い眠りにいるので、ほぼ覚えていません。
多くの人が記憶している夢はレム睡眠のときに見た夢なのです。
目を覚ます一番最後のレム睡眠の周期のときに見た夢が起きたときの意識の中に残るのです。