多汗体質の人には、わき汗は暑い時期だけではなく、通年の問題。でもわき汗は、手術やレーザー治療によって、完全に止められます。そんな費用も時間もないという方には「オドレミン」というわき臭防止薬も出ています。さあ、わきの悩みとはもうお別れです。
シャツのわきの下にできる汗染みは、なんとなく不潔な感じを与えてしまうので、電車で吊り革につかまることができない。
また、においのことも気になる。
どちらかというと、においを抑えることの方が、より重要なテーマになっている人は多いでしょう。
デオドラントスプレーでもあまり効果がないような場合、どうすればわき汗問題を解決することができるのでしょうか。
わきの下には、アポクリン腺とエクリン腺という分泌腺があり、汗はここから出てきます。
もともと汗自体は無臭です。
けれどエクリン腺から分泌される汗には、栄養分が豊富なため、雑菌が繁殖しやすいのです。
この雑菌がにおいの原因となります。
わきが対策としての手術では、このアポクリン腺とエクリン腺の除去を行います。
いくつか方法がありますが、お勧めは切開による切除と、レーザーを使っての治療。
切開する範囲は3センチほどありますが、施術者が目視しながら腺を取り除くので、確実な処置ができます。
レーザー治療は、アポクリン腺とエクリン腺に直接レーザーを照射して、焼いてしまう方法です。
切開をしないので傷跡は残りませんし、時間も数十分しかかかりません。
その手軽さ、フットワークの良さから、注目されている方法です。
切開手術、レーザー治療とも、汗を分泌する腺自体を取り除いてしまうので、再発の心配はありません。
ひとつ大切なのは、しっかりと信頼のおけるクリニックを選ぶこと。
費用の安さだけで選ぶと、腺の取り残しや、万が一トラブルが起こった時に、アフターケアをしてくれないなどの問題が発生する場合があります。
クリニック選びは慎重に。
メスやレーザーにはやっぱりちょっと抵抗がある、という方。
日邦薬品から「オドレミン」という、防臭・制汗薬が発売されています。
一日一回程度、少量を清潔な状態にしたわきにつけるだけ。
足のにおいにも効果があり、価格も1050円と手ごろなため、人気商品となっています。
ただ、配合されている「塩化アルミニウム」という成分のため、かぶれることがあるようです。
肌の弱い方は、注意して使用してください。